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zoom RSS 『両手を使う』ことが麻痺改善リハビリとなる

<<   作成日時 : 2017/06/29 06:56   >>

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2000年6月、アラバマ大学のエドワード・タアブ (Edward Taub)教授がある論文を発表した。
【いくつかの脳細胞は脳卒中を起こしたときに死滅するが、さらに多くの細胞が脳卒中によるショック状態のまま残っている。
そしてこれらの脳細胞の回路は、タアブグループが開発した画期的なリハビリの手法によって巧みに再組織化され、たとえ発症が数年前に起こった場合でも、ほんの2〜3週間の訓練で患者の麻痺した手足の機能を取り戻すことができることが証明された。】

画期的なリハビリの手法とは、Constraint-Induced-Movement Therapyと言います。『束縛式動作誘導療法= CIセラピー』)と呼ばれる。
このリハビリテーションは、患者の使える方の手を束縛して、使えない方を無理矢理使わせることによって脳の部品を再結線させ、learned helplessnessつまり『学習した無力感』を克服させ、手足の機能を回復させるという療法である。

痲痺した手足が使えないのは、運動を抑制するように条件づけられた学習現象learned non-useつまり『学習による不使用状態』であるという考えから、健肢使用の制限と患肢使用の段階的訓練を柱にしたのがCIセラピーの特色である。

エドワード・タアブ博士の論文で画期的なことは、「脳卒中でいくつかの脳細胞は死滅するが、痲痺した手足を動かすことで別の細胞が、死滅した細胞が有していたプログラムを再構築する」ことを発見したことである。


私が脳被殻出血で倒れたのは2003年の1月であるからCIセラピーも日本では知名度が低かったと思われるし、私も知らなかった。

私は、理学療法では両足で歩く訓練を受けるからは、作業療法では両手を使う訓練を受けると思った。だが、痲痺手だけの訓練を受けた。
しかし『両手を使うのは自分の努力』だと思い、自主訓練を続けていた。

両手を膝の上に置き、両手を合わせたり、両手を組む。
組んだ両手を前に出し左右上下に動かす。
ペットボトルの蓋を開けたくて痲痺の左手で持つ。
ハンドタオルを丸めて両手で絞る。
入院3ヵ月が近づいたときには、痲痺の左手に椀を持って、右手に持った箸で小物を挟んで入れる訓練をしてもらった。

リハビリテーション病院で3ヵ月のリハビリを受け、杖無しで何とか歩けるようになり、上肢が少し動くようになったので退院して自主訓練することにした。実生活で『両手を使う努力』を実践したのである。

そして、退院から半年後には何となく両手が使えるようになった。不自由はあるが、普通の動きが何とか出来ると言うことです。

100%の回復では無くても出来ることは多いのです。
足も100%の回復ではないが何とか普通の人と同じように歩ける。
手も同じである。

『CI療法』も『両手を使うリハビリ』も一人で出来ます。ようは健手だけの片手動作をしないことと訓練を続ける持久力です。

健手を使えなくするのではなく、健手も使う『両手を使うリハビリ』が遙かに優れていると思うのですが如何でしょうか。

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