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zoom RSS 脳卒中になって・・・

<<   作成日時 : 2017/06/15 12:20   >>

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意識がすこし戻った直後から麻痺手を麻痺の無い手で動かし続けていた。そして半年後には麻痺手が少し動くようになり、さらに半年後には殆どの事が両手で行えるようになった。


目が開くと病室のベッドにいた。
勤務中に倒れてから何時間経ったのか分からない。
左の腕を腹に載せて点滴しているらしいが感覚がない。
腕が何処にあるのかも分からない。
足も感覚がないし、動かない。

翌日、集中治療室から4人部屋に移されると、ベッドの頭側を上げて座る状態をさせられた。そして、麻痺の左手の位置が分からないので、常に目で確認するように指導を受けた。
更に知らない間に手が身体の下にならないように延ばした足の腿に載せるように教えられた。もちろん右手で介助するのだが。

そして、動かない左手と右手を並べて見つめながら手をにぎった。
右手は動くのに左手は動かない。何度も挑戦したが、左手は動かない。
でも諦めなかった。何度も挑戦した。毎日毎日挑戦した。
右手で左手の甲外側を掴み、閉じたり開いたりもした。

倒れてから二十日ほど経ったときに、左手指が僅かに動いたように思った。
家族もナースも療法士もドクターも驚いた。
ベッドでの自主訓練を続けた。

急性期の病院に作業療法士はいなかったが、担当の女性理学療法士が手の自主訓練を指導してくれた。

脳被殻出血から一ヶ月半で回復期リハビリテーション病院に転院して、本格的作業療法も始まった。もちろん麻痺手の訓練である。
日を追う毎に、指・手首・肘に少しずつ動きが出てきた。
但し肩は亜脱臼のために訓練があまりできなかった。

左肩の訓練が進まないので、右手だけの片手動作を練習しようと提案された。
しかし、左手が動くようにならないとリハビリの意味がないと片手動作の訓練は受けない事にした。

念のために片手動作の方法を聞いてみた。
例えば、濡れタオルを蛇口に掛けて片手で絞るなどは、試してみて感心したが、私は両手で絞る練習をした。
また訓練室のリハビリとは別に、病室での自主訓練も指導を受けた。

暫くして「マサおじさんは、実生活で両手を使うのが一番良いリハビリ」だと言うことを療法士とナースに聞いた。
発症から4ヶ月半で、手は補助的に使えるようになり、杖なしで歩けるようになって自主退院した。

退院後は、家庭でも通勤電車でも会社でも敢えて両手を使う努力を続けた。

片手でする方が出来やすいこともあるし、速くできることもある。でも麻痺手を回復させるために両手を使うことにした。
すると思い切って挑戦する毎に出来る事が増えて行った。

そして発症から一年後には、左手の動きはぎこちないけれども右手と一緒に使えるようになっていた。

・麻痺手は訓練しないと動くようにはならない。
・麻痺手が少し動くようになると両手を使う訓練が有効である。
・麻痺手が完全に戻らなくても、少しでも動くようになると、努力次第で両手を使える動作がある。
・努力を続けることで、殆どの日常生活で両手が使えるようになる。
・手が固まってしまわないうちに動かす努力を続けてほしい。
・片手動作と不自由でも両手が使えるのでは雲泥の差である。

必死になると麻痺手が動くようになると、脊髄損傷の猿で実験した報告もある。

脊髄損傷からの機能回復−"脳の働き"をサルで解明−
独立行政法人 理化学研究所
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20071116/index.html

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