テーマ:介助・介護

プラトーの本当の意味をご存知ですか

 プラトー・Plateauとは、高原・大地を意味する言葉で、麓から高原の大地に辿り着いて一段落、暫くはゆっくりと大地を進んで向こうに見える目標を目指そう、という意味です。  何かを習得する際に、進歩が一時的に止まって、横ばいの状態になること、つまり「停滞期」の意味に使います。ところが、脳卒中後遺障害のリハビリの世界では、発症…
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日常の生活を送るためには基本動作だけでは不十分です

ADLとは、Activities of Daily Living の略で、毎日の寝起き・着脱衣、移動、食事・排泄、洗面・入浴など、日常の生活を送るために必要な基本動作のことです。  脳出血や脳梗塞で運動機能が麻痺した場合でも、生活する上で必要な最低限の動作です。入院リハビリ中でも、早い段階でこれらの基本動作が自立出来るようになる…
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片麻痺患者に対する二つの考え方 ~どちらが良いか~

片麻痺患者にも、時間が掛かっても自分でさせるのか、介助することで時間を短縮させるのか、両方の考えがあると思う。  障害のある人で症状が真に固定してしまった人には、介助することで一つの動作時間を短縮することで、短縮された時間を他のことに有効利用するほうが効果的かもしれない。  しかし、私たちの様な脳卒中による片麻患者は…
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何故に麻痺側の回復リハビリテーションをしてくれないのか

兵庫医大の“『麻痺側上肢集中訓練プログラム』CI療法”に次のようなことが書かれている。   『下肢の麻痺が残る場合、歩くために装具をつける治療がスタンダードになっています。上肢の麻痺については、大変難しい問題があります。それは、ごく軽い麻痺が残っているだけでも「実用的に」手を使えるようになることが少ない、ということです。  …
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麻痺回復を諦めることが障害受容ですか

 先ず、最近は「障害」ではなく「障がい」を使うそうです。私は「障害」の方が正しいと思っています。  さて、リハビリテーション業界のなかでも、障害のある人の麻痺回復に対する固執について「障害受容が出来ていない」というような表現を用いることがあると聞きます。  脳梗塞などで手足が麻痺しても、その状態が永久に続くのではあ…
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階段の利用 麻痺足と健足

 階段は1段1足ですか、1段2足ですか。 健常の人は1段1足ですが、左右どちらの足を先に出すか考えませんね。歩く時も考えません。ところがリハビリでは「階段を下りるときは麻痺足から、上がるときは健足から」と教えます。  このことの是非は問いません。理由を聞けばそれなりの理屈が返ります。しかし、以前の「シャツの脱ぎ着」の時と同じよ…
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楽天主義リハビリテーション

 リチャード・カールソンの楽天主義セラピーという単行本があります。 『辛いと感じる「現実」は自分自身の思考が創り上げた物であり、実際の現実とは関係ない。いい気分になりたいのなら悲観的思考を手放すことだ。』  これを聞いてどう思いますか?『言うだけなら簡単なことだけど、実際に行うのは難しい』と思う人が多いと思います。 …
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「リハビリテーションの目的は家庭復帰である」と言いますが

 出来れば家庭復帰だけではなく職場復帰が望ましい。 近年は若年層の患者が増加の傾向にあるという。 だとすれば、なおさら職場復帰できるリハビリテーションが求められる。  仮に発症から150日経過した場合、40歳以下の人は介護保険によるリハビリを受けることが出来ない。特に子供さんが小さければ障害年金だけでは生活できない。 …
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両手療法と拘束療法

両手療法つまり両手を使う療法などと烏滸がましいのですがお許し願いたい。要するに麻痺手が動かない状態の時から両手を使うことで麻痺手の動きを誘導する療法という意味です。  さてCI療法とは、Constraint induced movement therapyのことですから、直訳すると『規制誘導運動療法』。つまり麻痺のない上肢を使え…
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左麻痺と右麻痺、どちらが回復しやすいか

 救急病院で妻が病院スタッフに言われた言葉です。「御主人は左手が麻痺していますから回復は難しいかもしれませんね」  これは『左手が麻痺しても利き手の右手が使えるから麻痺手への関心が薄くなり、面倒な訓練に意欲が減少するから回復し難い。右手が麻痺した人は多くのことが出来難いから必死で右手を動かそうとする。だから回復し易い。』という…
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爪切りは誰かに頼みますか、それとも自分で大丈夫ですか

 今日は寒いですね。 ストーブの前で着替えていると足の爪が伸びているのに気がつきました。手指の爪も伸びています。何時ものように、大きめの爪切りで手足の爪を全部切りました。  発病以来、自分で切る事が出来ませんでした。病院ではナースや助手さんが切ってくれましたし、自宅では頼めば妻が切ってくれます。何でもそうですが、自分で出来る方が…
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麻痺改善と楽観主義は相関がある

「人は学習して無気力になることがある」これを学習性無力感(learned helpless)という。 例えば、『脳血管疾患や脊髄損傷による痲痺などのように、自分の努力によってはどうしようもないと思うような出来事を経験したことで、自分の未来は自分で切り開くことはできない、という教訓のようなものを「学習」してしまい、やる気を失って情緒…
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ブルンストロームによる運動痲痺の回復ステージ通りに回復しないことがある

私は、脳被殻出血を発症して3ヶ月は、痲痺手を自力では全く動かす事は出来ませんでした(他動による可動域は狭くはなりませんでした)。  しかし、指先の訓練を続けると、次第に指先だけが少しだけ動くようになりました。  そして発症から4ヶ月半で退院する頃には指先で耳を触れるぐらいに上がるようになっていました。  退院…
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浴槽に入るリハビリをしていますか

 シャワーだけではなく、浴槽に入ることが大切です。  介助を受けてでも入るようにしましょう。  私が入院していたリハビリテーション病院には、10人ほどが入れる浴場がありました。  温泉ではありませんが、毎週一回入浴します。  一人で入れない人は、ナースや介護士さんが介助していました。 …
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脳卒中片麻痺のリハビリとは、元の生活に近づけることです

 脳卒中になると、様々な障害が現れます。そして、それは後遺症として身体に残ることが殆どです。  後遺症の程度は、脳に起こった梗塞や出血の場所やその程度によって大小がありますが、後遺症が残った場合、それが患者さんの生活に大きな影響を及ぼします。  ですから、後遺症をなるべく解消したり、またそれ以上悪化しないようにして…
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麻痺手はリハビリすれば動くようになります

16年前のことである。  目が開くと病室のベッドにいた。  会社で倒れてから何時間経ったのか分からない。  左の腕を腹に載せて点滴しているらしいが、つり下げてある点滴袋は見えないし、左の腕が何処にあるのかも分からない。左の足も動かない。  翌日、集中治療室から4人部屋に移されると、ベッドの頭側を上…
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「失った機能の補助」とは「痲痺のない手を痲痺手の補助として使えるようにする」ことではない

「失った機能の補助」とは「痲痺手を痲痺の無い手の補助として使えるようにする」ことである、と考えるべきである。  脳出血や脳梗塞によるリハビリテーションの目標は、『失った機能の回復だけではなく、残っている機能を訓練して、失った機能の補助をすることだ』と言う医療関係者がいます。  しかし、「手足を動かす機能を失う」こ…
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生活行為で両手を使いましょう

「新しい介護」大田仁史氏 三好春樹氏 監修・著に次の言葉があります。 『いちばんいいのは、生活の中で使うこと。「生活行為に勝る訓練なし」といわれるように、食事や入浴、排泄など、毎日繰り返される生活行為の中で分離動作を使うことが大切です。  たとえば、右利きで、右マヒの人であれば、食事、着替え(ボタンかけ)、書字といった行為をで…
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懸命に試している限り、失敗しても良い でも、失敗して後悔するのは最低だ

 急性期病院では週に1回シャワールムで看護婦さんが体と頭髪を綺麗にしてくれていたが、リハビリ病院に転院すると大きな浴場があり、数人が一緒に入った。  脱衣所や浴室内は、麻痺の程度によって、看護婦さんや看護助さんが介助していた。  私は早期からほぼ介助なしで入浴を済ませるようになっていた。「入浴は一人で済ませたい」気持ちが…
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ごく軽い麻痺が残っているだけでも実用的に手を使えるようになることが少ない、と考えられています

脳梗塞や脳出血などでみられる症状として多いのが片麻痺、つまり片方の上肢と下肢の麻痺です。  下肢に麻痺が残る場合、装具や杖を使用して、両足で歩く治療を行います。  しかし、上肢の麻痺については、大変難しい問題があります。それは、ごく軽い麻痺が残っているだけでも「実用的に」手を使えるようになることが少ない、と考えられている…
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障害受容を誤解しないでください

障害とは、「あることをするのに、さまたげとなる状況」。  脳梗塞や脳出血などになると、片側の肢体が不自由になる。これは手足の動きが脳の傷害によってさまたげられたからである。  しかし、リハビリすることでこの「さまたげ」が減少する、つまり障害となる麻痺が改善・回復することが実証されています。脳には可塑性があるからです。…
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作業療法には「両手を使うリハビリ」が必要です

 私は03年1月中旬に勤務中の事務所内で右脳被殻に出血(脳内出血です)。  急性期病院で杖歩行が何とか可能な状態となり、3月初めに回復期リハビリテーション病院に転院しました。  すぐに杖無し歩行の訓練と上肢の訓練が始まりました。  そして5月初め、杖無しでの戸外歩行が100mほど可能となりました。  麻痺…
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洋室よりも和室の生活を訓練すべきです

 私が脳内出血で左側の手足が麻痺したとき、急性期病院の療法士にお願いしたのは「昔のように畳の部屋で生活出来るようになりたい」と言うことでした。  このための訓練を発症から20日足らずで始めたのです。  畳で生活するには、立った状態から床にしゃがんだり立ち上がることが出来る必要があります。  布団から起き…
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着替えは一人でしたかった

救急病院では、下着は自前だが、部屋着は、病院が用意した病衣を着ていたように思う。  急性期病院に転院してからは自前のパジャマを着ていたが着替えはナースがしてくれていた。リハビリ室での訓練もパジャマであった。    倒れてから1ヶ月半で回復期リハビリテーション病院に転院した。  初めて作業療法の訓練室に車椅子で…
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パソコンのキーボードは両手のリハビリになります

 従来型の麻痺側に対するリハビリテーションは、誰かに動かしてもらうのが常で、完全に受身の運動である。  こうした従来型のリハビリテーションに対して、何か目的をもった運動に、強制的に麻痺側を用いるようにしたほうが、神経細胞の再配列を促し、リハビリテーションの効果があがるという意見がある。  脳の可塑性を促す方法として紹…
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両手を使うのは偉大なる挑戦だ

娘が私の手を握って言いました「どうか動きますように」 帰ったあと、麻痺の左手を右手で掴んで膝の上に置き、右手を左手と揃えて上向きで並べました。  両手を見つめながら思いました。『左手はどうして動かないのだろう。どうすれば動くようになるのだろう』。  右手をゆっくり握りながら、左手を同じように握るつもりで動かそうとし…
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実生活を通した訓練が、最善のリハビリである

 リハビリ病院に入院して2ヶ月目ゴールデンウィークに3泊4日の外泊をした。  この時は妻が車で送迎してくれた。  次の週末は電車を使うように指導され、妻の同伴で成功した。  5月半ばの定例会議(担当医・PT・OT・NS合同会議)で『マサおじさんのリハビリメニューはひと通り終了し、退院可能の状態まで回復した』 と…
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靴紐を結ぶことが出来ますか?

リハビリ病院に転院した最初の作用療法室です。 担当の療法士が言いました「マサおじさん、着替えは一人で出来ますか?」 意味が分かりませんでした。今まではナースか妻が着替えさせてくれていたからです。そして周りを見回して気がつきました。私はパジャマ姿ですが周りの患者さんは全員着替えているのです。 着替えるのが普通なのだ。だから着替え…
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「Both hands Therapy(両手を使う療法)」とは私の造語です

片手動作ではなく、両手を発病前のように使うことを続けることで、痲痺手を回復させようとする療法です。 「両手を使うだけ」で「治療法」だとお思いですか。 歩くことが出来るようになるには、どのような訓練を行うでしょうか。 「歩く訓練です」。 このことと同じように、両手を使うことが痲痺手回復の基本だと考えるのです。 CI療…
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麻痺手が少し動くと出来ることが多くあります

道具や世の中も原則として「両手を使う」ことを前提として出来上がっています。 事故などで片側の手を無くした人は、残った手だけでの片手動作を訓練して、生活できるようになることが必要です。 最近は義手も発達し、本来の手に限りなく近い動作が可能だと聞きます。義足の発達も然りです。義手や義手にも最新の技術が取り入れられて、頭で考え…
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