麻痺手のリハビリとは利き手交換することでは無い

脳梗塞や脳出血の患者さんの中で一番辛いのは、「利き手が痲痺」して使えなくなることだと考えられています。先ず困るのが食事。箸を使うことが出来ないからです。 私は食事介助を受けながら、箸を使うような難しい・細かな動きの訓練を早期に始めるべきだと考えます。しかし「無理に箸を使う必要は無い」と考えるリハビリテーション医療関係者が多いよ…
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階段の昇り降りは健常者と同じように『1段1足』を訓練すべきです

私達のように身体の片側が痲痺すると、1段ずつ両足を揃える『1段2足』を訓練するようです。 そして、階段を昇るときは、良い方の足(麻痺のない足・非麻痺側の足)を先に上げ、悪い方の足(麻痺のある足)を揃えるようにして昇る。 降りるときは、悪い方の足を先に降ろす。 さて、私は急性期病院入院中に、見守りは必要ですが杖歩行が可能とな…
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片麻痺になった時のナースとセラピスト

脳神経外科でナースの仕事をしながら、多くの片麻痺患者に接し、『痲痺の手は訓練しても回復しない』と考えていた若い女性が、休みの日に脳梗塞に倒れ右片麻痺になった。 彼女は『利き手交換の訓練』を受け、痲痺側の訓練は受けなかったし、当然だと思っていた。そんなある日、私のブログを見て『痲痺手も訓練すれば動くようになる』ことを初めて知った…
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不自由でも両手を使う事が出来る様に治療するのが片麻痺のリハビリです

つまり不自由でも両足で歩く事が出来る様にリハビリするのとおなじです。 両手を使う人間は長い歴史の中で道具を使うようになりました。 そして、片方が「利き手」となり、道具も「利き手」で使いやすいように改良されました。 有史以来、何故か「利き手」が右手の人が多く、しかも小さい頃から親の真似をして育つ子供も「右利き」になり、「…
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手の回復にとって一番良いのは、生活の中で両手を使うこと

麻痺手が動かなくても、何とか両手を使うようにすることが最も重要です。動く方だけでの片手動作を続けると、麻痺手は放置されるので動かなくていいと脳が学習して本当に動かなくなります。 私は、このことを回復期リハビリテーション病院で教えられ、退院後も守っています。 大田仁史・三好春樹 監修・著 『新しい介護』には『生活行為に勝る…
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日本人は指先が器用です だからこそ麻痺手の訓練が必要なのです

日本人がヨーロッパのホテルのクロークでオーバーコートのボタンをスマートに外して脱いだり、着たコートのボタンを手際よく留めるのを驚嘆の目で現地の人は見ていた。と言う記事を読んだ記憶がある。 確かに日本人は器用である。そして、器用さは、衣服のことに限らない。 ご飯茶椀を左手に持ち右手に持った箸でオカズを器用に挟んで口に運ぶ。 …
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脳卒中患者の家庭復帰を誤解している

  脳卒中患者の家庭復帰とは、脳梗塞や脳出血などで体が痲痺した人の手足を動くように訓練させて、元の家庭生活に戻ることを言う筈です。 痲痺した手足を訓練すれば少しずつ自分の意志で動かせるようになります。痲痺の改善です。 手足は完全に元の状態に戻らなくても、元の生活に近い生活動作をすることが出来ます。 元の生活に近い生…
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右麻痺と左麻痺 ~両手を使える様にリハビリすべきです~

右利きで右麻痺になった人が言いました。「左麻痺だったら、これからの人生・生活が大きく変わっていたでしょうね。まず車の運転してるし、字はスラスラだし、言語ももっと状態いいでしょう。」 私は2003年に1月に、左麻痺になりました。倒れて間もない頃、ナースに言われたように記憶しています。「左麻痺でヨカッタですね」と。 確かに利き手の右…
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脳卒中のハビリテーション医療とは

次のようなフレーズは、リハビリテーション病院のキャッチコピーだけではなく、日本脳卒中学会や厚生労働省の脳卒中ホームページにも書かれている。『リハビリテーション医療とは「失われた機能の回復を促し、残された能力を最大限に引きのばす」こと』。 しかし、良く考えていただきたい。 脳卒中、つまり脳梗塞や脳出血などになっても、手足を失っ…
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リハビリテーションによる結果責任

私は、農業に関係する土木の調査設計を担当する技術者であった。自分の仕事には誇りを持ち、地元農家に感謝されるプランニングとコンサルティングを行ってきた。 当然のことながら仕上げた成果に対しては、「結果」に伴う「責任」も担っていた。 私は59歳の誕生日を迎える2ヵ月前に脳被殻出血で倒れ左上下肢に痲痺が残った。 リハビリテーショ…
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『両手を使う』ことが麻痺改善リハビリとなる

2000年6月、アラバマ大学のエドワード・タアブ (Edward Taub)教授がある論文を発表した。 【いくつかの脳細胞は脳卒中を起こしたときに死滅するが、さらに多くの細胞が脳卒中によるショック状態のまま残っている。 そしてこれらの脳細胞の回路は、タアブグループが開発した画期的なリハビリの手法によって巧みに再組織化され、たとえ…
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脳卒中による片麻痺に対する作業療法

脳卒中で片麻痺になると、体の右側か左側が麻痺する。特に手足の片側が動かないと移動が出来なくなるし日常生活そのものが不自由になる。 ここで手足が少し動くように治療するのが理学療法で、少し動くようになった手足を使って麻痺があるなりに日常生活が出来るように治療するのが作業療法である。 脳卒中による片麻痺は障害が固定した障害…
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リハビリテーション医学に革命が起こっている

“脳から見たリハビリ治療”の冒頭で、生理学者の久保田競(くぼた きそう)先生は、脳梗塞後のリハビリによって脳に新しい神経回路ができることが明らかになり、「リハビリテーション医学に革命が起こっている」と記しています。 それは、1996年に米国カンザス大学医学センターのランドルフ・J.ヌード博士による以下のようなリスザルの実験によ…
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麻痺改善リハビリと「頑張れ!」

先ず、次の記事を読んでください。【日本人は良く「頑張れ!」って声を掛けます。運動選手でも脳梗塞の患者さんも、同じだと思うのですが、本人達は、自分の能力一杯に力を出し尽くしていると思います。 ただ、心が折れたり、自信を失ったりする事もあります。 そんな時は「頑張れ!」って応援して貰うことは有難いと感じます。 でも、大抵は真面目に…
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自分で手足を動かせない患者さんの治療を行うのがリハビリテーション科

突然ですが、“ディスモビリティ”つまり"Dis-mobility"をご存知ですか。これは"mobility"の否定形です。そして"mobility"は"mobile"の名詞です。 "mobile"は、ご存じモバイルフォンやモバイルパソコンのモバイルです。 モバイルとは、move+ableのことで「動かすことが出来る」という意…
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脳卒中になって・・・

意識がすこし戻った直後から麻痺手を麻痺の無い手で動かし続けていた。そして半年後には麻痺手が少し動くようになり、さらに半年後には殆どの事が両手で行えるようになった。 目が開くと病室のベッドにいた。 勤務中に倒れてから何時間経ったのか分からない。 左の腕を腹に載せて点滴しているらしいが感覚がない。 腕が何処にあるのかも分から…
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片手動作に慣れた人も・・・

片手動作に慣れた人も、脳の麻痺側への関心が低下してしまわないように、麻痺手の訓練を続けるべきだと考えている。 出来れば両手を使う努力を続けるのがベストである。 脳被殻出血から2週間で病状が安定したので、右脳に出血した血腫を吸引除去する手術を行い成功した。 手術までは、ナースが病室のベッドサイドで寝起きと車椅子の移乗を指…
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脳卒中のリハビリテーションとは

元々リハビリテーションは、ラテン語のHabil(有能、役立つ、生きる)という言葉から生まれ、病気や怪我などをした場合に、元のHabilの状態に戻す、つまりRe-Habilしていくという意味です。 さて、「リハビリテーションテーション」略して「リハビリ」は、多くの分野で出会う言葉です。 ・大怪我や骨折で整形外科に入院すれば治療…
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脳卒中リハビリでは「利き手交換」ではなく両手を使った動作を行わせるのが作業療法だと思う

脳卒中で片側の手足が麻痺して動けなくなって、先ず求められる「日常生活動作」は「寝起きと移動」だと言うのが一般的のようです。 それは寝起きが出来て歩くことが出来ないと「寝たきり」になったり家庭復帰」の妨げになるからだとの考えがある。 だから、リハビリ病院での訓練は理学療法に重点を置いているように思うのですが如何でしょうか。 …
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「障害受容」と「機能回復への固執」

「障害受容」とは「障害を持った人が障害を受け入れること」と言うことでしょうか。すると「障害を受け入れること」とはどういうことでしょうか。 リハビリテーション医療業界の一部では、脳梗塞や脳内出血などで痲痺障害を持った人が、回復を諦めずにいつまででも訓練を希望することを、「障害受容が出来ていない」と表現するそうです。 障害に目を…
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