プラトーの本当の意味をご存知ですか


 プラトー・Plateauとは、高原・大地を意味する言葉で、麓から高原の大地に辿り着いて一段落、暫くはゆっくりと大地を進んで向こうに見える目標を目指そう、という意味です。

 何かを習得する際に、進歩が一時的に止まって、横ばいの状態になること、つまり「停滞期」の意味に使います。ところが、脳卒中後遺障害のリハビリの世界では、発症から6ヶ月過ぎたら、回復のペースはほとんど横ばいとなり、それ以上改善しない壁(プラトー)があるというのを信じて疑わない治療者もおられるようです。保健医療による脳卒中後遺障害のリハビリが、最長発症から6ヶ月までと厚労省が決めたのもこの考えが底流にあるようです。

 脳出血や脳梗塞つまり脳卒中を発症した時から、急速に麻痺を回復しようと脳は働きますから、リハビリを早期に始めることで回復のスピードが速くなることは証明されています。

 そして時間と共に回復のスピードは遅くなると考えられていますが、何人の患者のデーターから導き出したカーブなのかは不明ですからエビデンス(科学的な根拠)があるとは言えません。

 まして、「発症から6ヶ月経てば殆ど回復しない」などのエビデンスは皆無のはずです。発症から6ヶ月間も麻痺手のリハビリをしなければ当然動くようにはなりません。  しかし、このことと「プラトー」は全く違うことは明らかです。

 麻痺手のリハビリを開始したときがスタートです。今からでも遅くはありません、手が固まらないうちに訓練を開始しましょう。

画像

この記事へのコメント