生活行為で両手を使いましょう


「新しい介護」大田仁史氏 三好春樹氏 監修・著に次の言葉があります。
『いちばんいいのは、生活の中で使うこと。「生活行為に勝る訓練なし」といわれるように、食事や入浴、排泄など、毎日繰り返される生活行為の中で分離動作を使うことが大切です。
 たとえば、右利きで、右マヒの人であれば、食事、着替え(ボタンかけ)、書字といった行為をできるだけ右手で行なうようにしたいものです。』

 人間は本来両手を使うようになっているし、世の中は全てそのように出来ています。だから不自由でも両手を使うほうが良いのです。

 私は入院中も何とか両手を使おうとしていました。洗顔、着替え、食事、トイレ、入浴など、訓練できることは多い。

 動きは悪くても多少は日常生活で両手が使えるようになっていました。だから、リハビリ病院に転院して二ヶ月半の頃、療法士さんに「日常生活で普通の人のように手足使うことが最善のリハビリです」と言われて退院を決意しました。

 退院後は家庭だけではなく、通勤電車、勤務先で両手を使い続けましたし、今も続けています。難しい訓練ではありません。片手動作ではなく両手を使うだけです。簡単な日常動作ですから、肩などに痛みが出るような動作はありません。
簡単ですが面倒なのです。だから継続して実践する人は殆どいないと思います。

 「リハビリ方法が分からない」とか、「退院後もリハビリが必要だと思わなかった」、「記憶障害があるから出来ない」などとは問題が異なります。もしそうであれば、介助者が両手を使うようにさせればいいのです。

いずれにしても面倒なのです。不自由でも両手を使い続ければ回復する可能性は多いのです。
どうしても非麻痺手だけを使おうとするから、非麻痺手を使えないように拘束して麻痺手だけを使うように訓練するCI療法が考えられたのです。


 でも、そんな無理をしなくても、両手を使う方が効果的で、ストレスも少ないと思います。とにかく退院後も麻痺手を使わないで放置すれば関節が固まって拘縮が起きると思います。

 拘縮予防のために少しでも麻痺手を動かすのであれば、単なる関節可動域の確保ではなく、両手を使う動作を取り入れる方が楽しいし、効果があると考えています。

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