楽天主義リハビリテーション


 リチャード・カールソンの楽天主義セラピーという単行本があります。
『辛いと感じる「現実」は自分自身の思考が創り上げた物であり、実際の現実とは関係ない。いい気分になりたいのなら悲観的思考を手放すことだ。』

 これを聞いてどう思いますか?『言うだけなら簡単なことだけど、実際に行うのは難しい』と思う人が多いと思います。

 さて脳梗塞などで片側の手足が麻痺すると悲観的になります。何故だと思いますか。もし手足を骨折したとしたら如何ですか。同じように悲観するでしょうか。そんなことはありませんね。それは整形外科で治療すれば骨折は治りリハビリすれば元の生活に戻ることが出来ることを知っているから悲観しないのですね。脳梗塞などの場合に悲観するのは「治らないらしいという誤った知識を患者が知っていた場合や、治療側が「治らない」と言う間違った知識を患者側に押し付けることがあるから、患者が悲観するのです。

 患者が悲観しても治療側が早期から訓練を指導すれば回復はあり得るのですが、訓練指導しなければ麻痺は改善しないだけではなく拘縮して動かなくなってしまいます。私のように脳梗塞や脳出血などの知識がなくリハビリなどは整形外科で行うものだと思い込み、「リハビリを頑張りなさい」と救急医の言われた言葉を「リハビリすれば戸の戻るのだ」と楽天的に考えて、ある意味で楽しみながらリハビリを続けました。

 楽天的になってリハビリすれば脳も活発に働くように思います。悲観したり必至になりすぎると脳も悲鳴を上げて働かなくなります。すると麻痺も改善しません。脳梗塞などのよる麻痺が起きる原因は手足ではなく脳にあるのだと、入院した脳神経外科病院にパンフレットで初めて知ったのです。

 だから頭で考えながら無理のない動作を何度も繰り返すことが脳を活性化すると信じて努力を続けたのです。しかも楽天的に過ごしていました。その甲斐あってリハビリ病院は3ヵ月で退院したのです。手足に不自由はあっても日常生活は介助なしで全て自立しました。



画像

この記事へのコメント