浴槽に入るリハビリをしていますか


 シャワーだけではなく、浴槽に入ることが大切です。

 介助を受けてでも入るようにしましょう。

 私が入院していたリハビリテーション病院には、10人ほどが入れる浴場がありました。

 温泉ではありませんが、毎週一回入浴します。

 一人で入れない人は、ナースや介護士さんが介助していました。


 風呂に入ると、お湯の温度・水圧・浮力などの影響により、身体にはいろんな変化が起きます。

 身体が温まると血行が良くなりますし、そのため精神的にも落ち着いてきます。

 人間の身体は自分の意志に関係なく自律神経によって調節されています。

 自律神経には交感神経と副交感神経があり、お互いに相反する働きをしています。

 交感神経は心臓や筋肉の働きを高め、身体が活発に働くように作用します。

 一方、副交感神経は血管を拡張して動悸を鎮めるなど、身体をリラックスさせて休ませるように作用します。


 また、入浴中における交感神経と副交感神経の働きは、お湯の温度によっても左右されます。

 ぬるめのお湯の場合には副交感神経の働きが高まり、精神的にも落ち着きますし末梢血管も拡張して血圧も下がり、心臓への負担も軽くなります。

 疲れているときには、ぬるめのお湯が適しているのはこの理由からなのです。

 浴槽内では浮力により体重は軽くなるので運動がしやすくなり、水中で手足を動かすと水の抵抗も加わって筋力を増す訓練にもなります。

 このため、筋肉が弱まった運動機能障害のリハビリテーションに利用されています。

 お風呂に入ると硬くなった関節が動かしやすくなります。また浴槽の中では体重が軽く感じるので動きやすくなります。

 だから、運動機能の麻痺などでこわばったり硬くなった関節などを風呂の中で揉みほぐすと効果的なのです。


 私はリハビリテーション病院を退院してから、自宅の浴室で特に手の訓練を続けました。

 まず、浴槽に入って身体を温めてから、洗い場で、タオルを痲痺の左手に持たせて握る練習から始めました。

 最初は当然握ることは出来ませんが、何度も繰り返すうちに動きが出てきました。

 それからはなるべく両手を使うように努力しました。

 そのうちに、タオルの両端を両手で握って背中を擦れるようになり、両手で濡れタオルを絞る事が出来るようになりました。

 重症だから動くようにはならないなどと諦めたり、面倒だ・時間がかかる等と思わないで試してみてください。

 時間はかかりますが努力しただけの効果は必ずあるのです。

 諦めずに、治ると信じて昔の動作に挑戦し続けることが大切です。
画像


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント