「Both hands Therapy(両手を使う療法)」とは私の造語です


片手動作ではなく、両手を発病前のように使うことを続けることで、痲痺手を回復させようとする療法です。

「両手を使うだけ」で「治療法」だとお思いですか。
歩くことが出来るようになるには、どのような訓練を行うでしょうか。
「歩く訓練です」。
このことと同じように、両手を使うことが痲痺手回復の基本だと考えるのです。

CI療法(Constraint induced movement therapy)とは、直訳すると「制限・誘導運動療法」つまり、片麻痺の麻痺のない手の運動を三角巾などで使えないように制限して、患側の運動を誘導しようとする治療法で、日本では兵庫医科大学等で取り組んでいます。

脳梗塞を人工的に作ったリスザルは麻痺した手を使わなくなるので、麻痺した手でしか餌を穴から取り出せないようにして麻痺手を使う練習をさせると、そのリスザルは、麻痺手で餌を穴から取り出せるようになる。

このことを運動領野の変化で実験したのがアメリカのNudo博士で、1996年に発表しました。
この実験は、『脳には可塑性(もとにもどること)がある』ことを証明したのですが、重要なのは『痲痺した手を使い続ければ、再び使えるようになる』と言うことではないでしょうか。

私は急性期病院に入院したときから、痲痺の左手を麻痺のない手で動かす事を続けました。

回復期病院に転院してからは、訓練室での作業療法以外に、麻痺手に軟らかいボールや空のペットボトルや丸めたハンドタオル等を握らせる訓練を続けました。

回復期病院を退院してからは、日常生活でも、通勤電車内や職場でも、普通の人と同じように「両手を使う」努力を続けました。
そして半年後には、不自由ながら殆どのことが両手で可能になりました。

日常生活の動作には、両手を使うことが多いですし、そのほうが上手く行きます。
麻痺の無い手を拘束するので無く、両手を使い続けることは良いリハビリだと感じています。
ただ、上手くゆきにくいのと時間がかかるので、殆どの人が試さないか止めてしまうと思うのです。

人間は、両手を使うように出来ていますし、世の中も両手を使うことが前提で出来ています。
片手動作は、私達にとっては一時的なことで、痲痺手を回復させるのがリハビリの原則です。

先ずは少しでも動くように努力し、次は両手を使い続けることで痲痺を回復させましょう。

「Both hands Therapy」は誰でも出来る療法です。


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