麻痺手が少し動くと出来ることが多くあります


道具や世の中も原則として「両手を使う」ことを前提として出来上がっています。

事故などで片側の手を無くした人は、残った手だけでの片手動作を訓練して、生活できるようになることが必要です。

最近は義手も発達し、本来の手に限りなく近い動作が可能だと聞きます。義足の発達も然りです。義手や義手にも最新の技術が取り入れられて、頭で考えたように義手や義足を動かすことが出来るようです。この技術が麻痺改善に応用できればリハビリの世界も変わると思って期待しています。


さて、脳梗塞や脳出血などで手足が麻痺して動かなくなったのは、簡単に言うと手足を動かす脳のプログラムが血液の遮断で消去したからです。

リハビリテーションの訓練で、手足を動かすプログラムを脳に新たに書き込むことで手足が動くようになることが分かって来ました。

訓練で再び歩くことが出来るようになるのと同じように、手も動くようになるのです。

私達のような脳梗塞や脳出血の体験者は手足を失ったのではありません。血の通った暖かい生きた手足は元通りなのです。

歩くときは両足が必要なように、日常生活には両手が必要なのです。『麻痺の無い片手を訓練すればADLが向上する』との考えは、60年も70年も前の世界戦争当時の考え方です。今では麻痺側のアプローチを推進する療法が主流です。


さて、両手を使うことは簡単な動作であれば危険はないし誰でもどんな状況状態でも始めることが出来ます。
ただし無理な動作や過大な練習量は危険ですから、やめてほしいと思います。

麻痺手が少し動くと出来ることが多くあります。
面倒でも両手を使うのです。続けることで、出来ることが増えるのです。

簡単なことから始めることに躊躇せずに先ずは一歩を踏み出してください。

ペットボトルをマヒ手で握ったり、缶ビールをマヒ手で掴んだりして、飲みたいと思えば何とか出来るかもしれません。
私は、飲みたい一心で出来るようになりました。

とにかく昔のように、両手で食事したい。両手で体を洗いたい。ゴルフをしたい。両手でキーボードに触りたい。・・・。

単に手足を動かす訓練をするのではなく目的を持ち、その目的達成を課題として訓練に取り組むことが訓練を面白くそして楽しくし、しかも成功させるのです。

意欲の無い人には、何か目的を持つようにおだてたりしましょう。勉強しない子供をその気にさせて、自ら勉強し始めるように指導するのと同じです。何度も何度も「勉強しなさい」と言っても言うことを聞かないのと同じです。


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