私の体験では「完治する」ことと「元に近い生活が出来る」ように回復することとは違います


脳血管障害の場合回復期リハビリテーション病院には、発症から最大150日入院できますから、4~5ヵ月ほどの集中訓練で、完全回復に近い自立した生活を送れるように回復させる義務があるはずです。

脳出血や脳梗塞を起こしてから社会復帰するまでのリハビリテーションの流れはプレ回復期(急性期)・回復前期・回復後期の3つに分かれると考えている。

プレ回復期に、病気の治療と早くベッドから離れられるような訓練を受けた後、回復期リハビリ病棟で失われた体の機能を取り戻す訓練を始める。


さて、回復前期の訓練とはリハビリ病院で何をするのでしょうか。

訓練室で失った機能の回復訓練をするだけでなく、病棟でも食事やトイレ、洗面・着替え・入浴など生活するための機能を改善する訓練を行います。

つまりリハビリテーション病棟そのものが日常生活自立のための訓練の場なのです。

痲痺は完全に元に戻らなくても、自立して生活できるという希望を持って、意欲的にリハビリに取り組むことが大切だからこのようなシステムとなっているのです。

ところでリハビリをすれば麻痺は完全に治ると考えている人は多いと思います。しかし現状では痲痺や言語障害などを完全に治すのは難しいと言われます。

難しいのではなく、完全に治す努力をしていない医療機関が多いから完治した事例が少ないように感じています。


私の体験では、「完治する」ことと「元に近い生活が出来る」ように回復することとは違います。

先ずは「元に近い生活が出来る」ように回復させるのが病院の責任であって、それ以上の回復は退院後の日常生活で回復を進めるのです。

だから入院リハビリが回復前期で、退院後が回復後期だと提案しているのです。


入院リハビリを受けている人は、時間を無駄にしないように手足を動かしてください。自主訓練の方法を療法士に聞いて自主訓練に励んでください。
退院している人は、諦めずに手足を動かしてください。

私は2級2種の重度障害があります。でも脳内出血から4ヵ月半でリハビリ病院を退院し2週間の自宅療養を経て電車通勤で職場復帰。2年少し通常勤務して定年退職しました。退職から13年経過しました。

手足は不自由ですが杖なしで室内は何とか歩きますし、両手で殆どの日常動作を行っています。このことを専門家は理解していただきたいと思います。手は少し動けば両手で生活動作を真似ることで多くのことが出来るようになるのです。

失った機能は完全に戻らなくても、昔と同じ動作は出来るようになるのです。

最後に、利き手交換は、麻痺手が少し動くようになるまでの緊急避難として、自主訓練をすべきです。麻痺改善の訓練を指導するのが回復期の役目ですよね。


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